黒石寺(こくせきじ)
1000年以上の歴史を持つ奇祭「蘇民祭」で有名な寺

所在地
岩手県奥州市水沢区黒石町字山内17、電話0197-26-4168
宗派
天台宗
山号
妙見山
本尊
薬師如来坐像
開基
行基
文化財
御本尊薬師如来像、 慈覚大師像、四天王像(国指定重要文化財)
日光・月光菩薩像、十二神将(岩手県指定文化財)
概要
黒石寺(こくせきじ)は天平1年(729)、行基菩薩の開基と伝える古刹で、東光山薬師寺と銘うって建立され、嘉祥2年(849)
に妙見山黒石寺と改名した。その頃、伽藍48宇を数えたという。
延暦(782~806)・天保(1830~1844)年間、そして明治14年(1881)の3度の火災にあい、
本堂をはじめ伽藍の一切を失い、現在のものは、明治17年(1884)に再建されたものである。
寺の本尊は、木像の薬師如来坐像で、像には「貞観」年号の銘があり、おおよそ1100年前の作品として、木像造形坐像(別名慈覚大師像)
とともに、国の重要文化財に指定されている。
旧正月7日から翌暁に繰り広げられる奇祭「蘇民祭」は、まさに男性的壮観の絵巻物である。
『現地説明板より』
【蘇民祭】
蘇民祭(そみんさい)は、岩手県を中心に日本各地に伝わる裸祭りである。1000年以上の歴史を持つと言われる。
岩手県内では毎年1月から3月にかけて複数の蘇民祭が行われ、岩手の蘇民祭の名称で国の選択無形民俗文化財として選択されている。
その中で最も著名なものは日本三大奇祭ないし日本三大裸祭りの一つに数えられることもある奥州市の黒石寺蘇民祭である。
感想等
今年(平成20年)、「胸毛にひげ面の男性を大きく扱った観光ポスター」をめぐる騒動で、全国的に有名となった奇祭「蘇民祭」
が開催されることで有名な寺である。
このポスターをめぐっては、JR東日本盛岡支社が「乗客に不快感を与えかねない」として掲示を拒否。これが話題を呼んで、
祭り当日には見物客やマスコミが殺到するなど騒動となったということだが、本人にとってもお寺にとっても、
そして1000年もの歴史を持つ祭そのものに対しても失礼だ!
深閑とした境内は、ミゾレ混じりの天候も加え、そんな騒動は何処へやらといった光景だ。
(2008/11/28訪れて)
ギャラリー
平成20年の蘇民祭のポスター
確かに強烈なポスターではあるが、JR東日本盛岡支社が「乗客に不快感を与えかねない」
というのは失礼だろう。
