2010/09/14(火)

ホテル・ゴールドナー・ヒルシュ(ローテンブルク)→ローテンブルク(城壁一周と散策)→ニュルンベルク(市内観光、カイザーブルク)→レーゲンスブルク→ドリント・アン・コングレスハレ・アウグスブルク(アウグスブルク)

ローテンブルク2日目】
(ローテンブルク旧市街地図)
ローテンブルク地図

ローテンブルクは、周囲を全長3.5kmの城壁に囲まれた、中世の面影を今なお色濃く残す町は、中世の宝石と呼ばれています。
旧市街を取囲む城壁が良好に残り、その上をほぼ全周歩くことができます。そして、深い濠やジュピタール門をはじめとする門や搭も良く残り(或いは復元され)、全てが見応えたっぷりです。
ということで、本日のローテンブルク観光は、朝早目の食事を終え、まずは城壁の上或いは周囲を一周し、その後、旧市街を出来る限り多く見て廻ることにしました。

【城壁に登り巡視路を歩く】

コーボルツェラー門の脇から城壁へ登り、シュピタール地区へと・・・。
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(狭間)
城壁には、いろんなタイプの狭間が見られ、場所によっては大砲用の狭間もあります。
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(旧市街東側の城壁巡視路と町並み)~中央の搭はレーダー門、左奥はガルゲン門~
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【城壁と濠】
(シュピタール西側の城壁)

この辺りの城壁は、まさに中世の要害堅固な城壁だ~!今では、早朝ジョギングに最高の場所(笑)。左奥の搭はシュトゥバーライン搭。
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(シュピタール南側の城壁と濠)
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この辺りの濠は、深さ10m近くある。この突き当たりがシュピタール門の下になる。

(レーダー門脇の水濠)
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(クリンゲン門内濠)
クリンゲン門もなかなか堅固な造りになっており、濠も二重で、しかも複雑な上、内濠は水濠となっています。
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(クリンゲン門外濠)
二重濠の外濠は、元々空濠であったのだろうか。いずれにしても、このクリンゲン門の構造もややこしくて、何処をどう歩いたのかよく分かっていない(汗)。
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【塔、門etc】
(コーボルツェラー門・ Kobolzeller Toor)

コーボルツェラー門も高い塔と外郭を備えた堅固な門である。外郭の門上に、帝国を象徴する「双頭の鷲」とローテンブルクの市の紋章が付いています。
1コーボルツェラー門

(シュピタール門)
シュピタール門は、ローテンブルクにある6つの城門の中でも最も壮大堅固であり、それは門というよりも一つの独立した城塞のような威容を呈している。門の内側には13世紀から17世紀にかけて市が造った一連の大きなシュピタール(病院)の建物があり、門の名もそこからきています。尚、シュピタール門は7重になっています。
3シュピタール門

(レーダー門)
レーダー門の前門は、2つのきれいな関税監視小屋で両脇を固め、内外部に向けて銃眼が備えられています。 
7レーダー門

(ガルゲン門)
レーダー門から北に行ったところにある門が1388年に建てられたガルゲン門です。ガルゲンは「絞首台」という意味で、この門から町へ行く通りはガルゲンガッセ(Galgengasse)といい、文字通り門の外は処刑場だったようです。
9カルゲン門

(クリンゲン門)
クリンゲン門の区域は、第2次城壁工事により建造されたものです。この城門搭は、上部が張り出し部のあるランプ型の小屋根が印象的です。
11クリンゲン門

【城壁上にて】
想像通り、城壁上から眺める情景は素晴らしく、赤い切妻屋根、可愛らしい看板とショーウィンドウ、石畳の路地、そして歴史的建造物が多く残る街並み等々、まさに中世の世界に迷い込んできたような錯覚を覚えるほどでした。
 (城壁からの光景)
城壁に登ると、赤い屋根や木骨組の家並みや綺麗な庭、そして高い塔などの風景を楽しむことが出来る。
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 (旧鍛冶屋ゲルラッハーシュミーデとレーダー門)
細長い切妻屋根と木骨組の家がかわいらしい。
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赤いとんがり屋根の家並みの向こうに聖ヤコブ教会が見える。
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綺麗に造られた庭の前で朝の掃除を・・・。本当に綺麗な庭が、益々ローテンブルクの魅力をアップ。
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ドイツ旅行で、ローテンブルクは絶対欠かせない場所ですね!
尚、ローテンブルクについて詳しくは「タクジローの日本全国お城めぐり」のなかの「ローテンブルク」を是非参照下さい。

 

【ニュルンベルク】
ローテンブルクの次の観光地はニュルンベルクです。ニュルンベルクは、イエルン州第2の都市で、フランケン地方の経済的・文化的中心をなしています。
ナチス党政権下時代、ナチス党大会が開催され、ナチス党政権下のドイツを象徴する都市となったため、第二次世界大戦では、連合国軍による空爆の優先目標となり、イギリス空軍とアメリカ空軍による爆撃でニュルンベルク旧市街は破壊され、全市域が甚大な被害を負い、歴史的建造物が破壊されました。
そして、第二次世界大戦後、戦勝国はナチス独裁政権下の指導的戦争犯罪人に対する「ニュルンベルク裁判」が実施されたことで有名です。
ニュルンベルクに到着して、重厚感のある城壁脇の道を通って、フランケン地方料理のレストラン「テュヒャー・ブロイ・アム・オペーンハウス」へ・・・。
(城壁脇の道)
城壁内側の道を通って行きます。
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(フランケン地方料理レストラン「テュヒャー・ブロイ・アム・オペーンハウス」)
城壁内側の道を歩いて来ると、一部、門のように潜り抜けることができるところがあります。潜り抜けると、フランケン地方料理のレストラン「テュヒャー・ブロイ・アム・オペーンハウス」の前(写真右側)へ出ます。城壁は、レストランのところから、まだまだ続いています。写真左は城壁の外側です。
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(城壁外側を)
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すると、店のすぐ脇に大規模な濠を見付けました。何と、店は濠の壁面の石垣の上に建っているのです。街の周囲を取り囲む城壁も完全に復興されたようで、部厚くて重厚な城壁や搭、そして深い濠は、見応えたっぷりです。また、その濠は地下鉄?としても利用されているようで、電車も見えました。これらを見ると、ドイツ(人)の復元力というか凄さが理解できるような気がします。
(大規模な濠)
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(濠の壁面の石垣上に建つレストラン「テュヒャー・ブロイ・アム・オペーンハウス」)
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(濠を利用した地下鉄?)
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(昼食)
昼食はニュルンベルク名物のソーセージ料理です。
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【ニュルベルク旧市街めぐり】
昼食後は、旧市街めぐりです。ニュルンベルクは中心を東西に流れるベグニッツ川で南北に分かれていて全長5kmにわたる城壁で囲まれています。
(人権通り)
レストラン脇の城壁をくぐると、1993年に造られた「人権通り(Straβe der Menschenrechte) 」へ出ます。ゲルマン国立博物館に隣接するこの通りはこのように名付けられ、イスラエルの彫刻家ダニ・カラヴァンの手になる29本の円柱が立ち、上部にはドイツ語で世界人権宣言の条文が1条から29条まで刻まれ、下部には世界の29の言語でそれぞれの条文が刻まれており、歩きながら世界人権宣言に触れることになります。ちなみに日本語は26条の教育を受ける権利です。 
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(職人広場)
そして、再び城壁脇の道を東へ向かうと、職人広場へ出ます。職人広場は画家デューラー生誕500年祭の1971年にケーニヒ門の見張り塔付近に造られた新しい観光スポットで昔の職人の家を再現した小さな一角です。レストランやアクセサリー、アンティークショップ、手作り品等の土産物を売る可愛らしいお店が立ち並んでいます。「職人広場」といっても広場というより小路と言った方が正しいかもしれませんね。
(職人広場)
背後に見えるのがケーニヒ門と見張り塔です。
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(ケーニヒ門)
ニュルンベルク駅の前に位置しており、職人広場への入口となっています。門の外側から撮影したものです。
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(職人広場ともう一つの門)
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一方、もう一つの門から城壁の外側へ出てみると、そこにも大規模な濠がありました。この門もなかなか立派ですが、職人広場へは、多くの人はケーニヒ門から入場するようです。
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(城壁外側から)
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その後、職人広場からケーニヒ門を出て、ケーニヒ通りを北西方向へ歩き、旧市街中心へ向かいます。ケーニヒ通りには屋台が見られ、しばらく行くと、右手に立派な聖ローレンツ教会が現れます。13~15世紀に建てられたゴシック様式の教会です。
(ケーニヒ通り)
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(聖ローレンツ教会)
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また、前方奥にはカイザーブルク城の上半身?が見えてきます。
(ケーニヒ通りから北方にカイザーブルク城を)
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さらに進み、ベグニッツ川を渡ると中央広場へ出ます。
(中央広場)
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広場の東側にはフラウエン教会があり、その正面にはドイツ最古のからくり時計があります。1509年にできたものだそうで、毎日正午になると動き出し、7人の選帝候が皇帝カール4世の周りを回るそうです。
( フラウエン教会)
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(フラウエン教会のからくり時計)
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また、噴水「美しの泉」の金ぴかの姿も印象的です。美しの泉は1396年にパーリア・ハインリッヒ・ベーハイムが建てたもので、この街最古の管状の噴水です。
これもニュルンベルクのシンボルですが、泉とともに有名なのが、この周りの鉄格子です。1587年にパウルス・クーンが作ったのですが、南東側にある「手工業・見習者の輪」と名付けられる輪がはめ込んであります。その昔、若い鍛冶屋の徒弟が親方に娘を嫁に欲しいと申し出たところ、親方は「継ぎ目のない鉄の輪が作れるようになったらやろう」と言い残して旅に出てしまいました。しばらく経って親方が旅から戻ると、若い徒弟は既に親方の娘を連れて出て行ったあとでした。そして、広場の泉の柵には継ぎ目のない見事な黄金の輪がはめられていたという。この黄金の輪、3回廻しながら願い事を唱えると叶うと言われているそうです。
(美しの泉)
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その後、おもちゃ博物館前を通り、マックス橋へ・・・。
マックス橋からベグニッツ川越しに眺める屋根つきの木橋「ヘンカーシュテーク」と木組みの館「ワイン館」の光景は趣きがあり、人気の写真撮影スポットのようです。
( ヘンカーシュテークとワイン館の光景)
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ニュルベルクは見どころも多く、旧市街散策はなかなか楽しかったです。

カイザーブルク城
しかし、私が一番訪れたかったのは、街の北方にある「カイザーブルク城」です。
カイザーブルク城は、ツアーの予定にはありませんでしたが、最後に30分の自由時間がありました。そこで、ガイドさんに集解散場所からの所要時間を尋ねると、急いでも10分以上は掛かるとのことでしたが、少しでも見て廻りたいと思い、大急ぎで走って行きました。そして、何とか城内を15分ほど見て廻ることが出来ました。 カイザーブルク城は石造りの重厚な雰囲気が何とも良く、息せき切って登城した価値は充分でした(^-^)。
(主郭部)
左端が宮殿、中央の搭はSinwellturm(ジンヴェル搭)、右の搭はWalburgiskapelle(ヴォルブルクギス教会)。
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「Sinwellturm(ジンヴェル搭)」
円柱形が特徴の見張り用のジンヴェル搭。この塔が街から見えた塔ですね。登れる(有料)らしいが、時間がなく断念!
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「ジンヴェル搭をくぐりAuberer  Burghof(外側の中庭)へ」
左の搭は、Heidenturm(非ユダヤ人の搭?、異教徒の搭?、異郷人の搭?)、その奥にKaiserkkapelle(帝国教会)、中央の小さな建物(左側)の中にはTiefer Brunnen(深い井戸)があり見学(勿論、有料)できるらしいが時間がなく断念。井戸の深さは60mあるとか・・・。その右手前はチケット売場です。右奥の建物はSekretariatsgebaude(秘書官棟?、現在は管理事務所)。
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「本丸」
左側がPalas(パレス・宮殿)、中央の建物がKemenate(婦人居住館?)で、一階入口にチケット売場がありましたが残念ながら時間が(無念)。井戸の横のチケット売場とどう違うんでしょう?
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「城の北側の濠」
北側の濠は、非常に深く屈曲していて、堅固に造られているのがよく分かり、見応え充分でかっこいい!濠の両側へ廻って行きたかったが、時間がなくてとても無理!! 
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「北側の濠越しに望むカイザーブルク」
このアングルが最高だと思いませんか?すっかり気に入って、しばらく見ていたかったが・・・(残念!)
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また、城から見下ろすニュルンベルクの街の光景も良かったです。
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欲を言えば、もう30分あれば、城(室)内見学もでき、城外北側の堀や城壁がもっとじっくり見れたのにと思いますが・・・・。これも止むを得ないですネ。


【レーゲンスブルク】
ニュルンベルクの次は、2千年の古都「レーゲンスブルク」です。
レーゲンスブルクは、ドナウ河畔の古都で、ドイツで唯一、昔のままに中世の姿が保たれている街で「ドイツ中世の奇跡」とも称され、2006年には世界遺産に登録されました。
ドイツにはローテンブルクなど中世の面影を色濃く残す街がたくさんありますが、そのほとんどは戦争で破壊された後に修復されたものですが、レーゲンスブルクは幸いにも戦火を免れたため、当時の建物がそのまま残っているのだそうです。
河畔や石橋(シュタイナーネ橋)から眺める旧市街の光景が美しく、入り組んだ石畳の路地に歴史的建物が並ぶ街は、丸ごと中世の博物館といった趣きで、ただ街並みを眺めながら歩くだけで楽しいです。ただ、我々のツアーは僅か1時間強ほどの散策だったので、もう一つでしたがネ。
(石橋を渡り旧市街へ)
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(石橋からドナウ川越しに旧市街を)
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(石橋から大聖堂を)
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(旧市街への入場門)
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【旧市街散策】
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帝国議会博物館(旧市庁舎)
14世紀に建てられたレンガ造りの帝国議会博物館は、旧市街の中にある旧市庁舎で、1663~1806年までこの2階にあるライヒスザール(帝国の広間)で帝国議会が開かれていました。部屋数は11室あり、控えの間や会議室、地下の拷問室や牢などを約1時間のガイドツアーで見学することができるそうですが、我々のツアーは外観だけです。
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(大聖堂)
バイエルン地方で最も重要なゴシック建築の大聖堂で、現在も中世の面影を色濃く残すスポットです。高さ105mの立派な2つの尖塔を持つ大聖堂です。1273年に着工し、1634年に完成しましたが、平らだった塔に尖塔の増築を含めると、完成は1869年です。
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尚、石橋(シュタイナーネ橋)の畔には、ドイツ最古のソーセージ屋さん「ヒストリッシェ・ヴルストキュッヘ」があり、そこの焼きソーセージが絶品なのだそうです。
旧市街散策後、河畔まで降りることは出来たのですが、石橋の写真を撮るのが精いっぱいで、ソーセージの焼ける美味しそうな匂いだけ嗅いだだけで、食べそびれたのが未だに悔しい(;>_<;)。

(ドナウ川)
石橋(シュタイナーネ橋)はドナウ川が中洲によって2つに分かれた所に架かっています。右側がソーセージ屋さん「ヒストリッシェ・ヴルストキュッヘ」のある河畔で、左が中洲です。
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(石橋・シュタイナーネ橋)
ドナウ川の河畔から撮ったものです。石橋は、1135~1146年に建設されたドイツ最古の石橋で、旧市街地からドナウ川の対岸にあるシュタットアムホーフへと続く、長さ310m、16のアーチが角い石柱によって支えられています。
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本日の宿泊先アウグスブルクにはPM8:00前に到着し夕食。
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