専修寺(せんじゅじ)

浄土真宗十派の中で京都の東西両本願寺に次ぐ大きな真宗高田派の本山

専修寺山門
 

別称

本山専修寺、高田本山

所在地

三重県津市一身田町2819

宗派

真宗高田派本山

山号

高田山

本尊

阿弥陀如来

開基

真慧(しんね)

文化財

【国宝】 西方指南抄、三帖和讃
【国重要文化財】 如来堂、御影堂他多数

拝観

境内自由

歴史等

専修寺(せんじゅじ)は、真宗高田派本山で、浄土真宗十派の中では京都の東西両本願寺に次ぐ大きな派で、 末寺は三重県を中心に全国600数ヶ寺ある    本山は三重県津市一身田町に、本寺は栃木県真岡市高田にあり、 本寺の住持は本山専修寺の住持が兼任している。
専修寺は、親鸞が54歳のとき明星天子より「高田の本寺を建立せよ」「ご本尊として信濃の善光寺から一光三尊仏をお迎えせよ」 との夢のお告げを得て、現在の栃木県真岡市高田の地に専修念仏の根本道場(如来堂)を建立したのが起源とする。
その際、善光寺の本尊である秘仏を模造した一光三尊仏を本尊に迎え安置、 親鸞門弟の中のリーダーであった真仏が管理に当たっていたものと推定されている。
そして、関東各地の門徒が作る教団の中で最も有力な教団(高田門徒)となり、 京都へ帰った親鸞からしばしば指導の手紙や本人が書き写した書物などが送られている。
それを一段と飛躍させたのが、東海・北陸方面に教化を広めた10代真慧(しんね)であった。文明10年(1478) には真慧は朝廷の尊崇を得て、「この寺を皇室の御祈願所にする」との後土御門天皇綸旨を得ることに成功した。
一身田の専修寺は、その真慧が1469~1487年に伊勢国の中心寺院として建立したもので、当時この寺は「無量寿院」と呼ばれていたが、 高田の本寺が戦国時代に兵火によって炎上したことや教団の内部事情から、歴代上人がここへ居住するようになり、次第にここが「本山専修寺」 として定着した。数多い親鸞聖人の真筆類もここへ移され、親鸞の肖像をはじめ、直弟子などの書写聖教など貴重な収蔵品を多数保持している。
この本山専修寺の伽藍も2度の火災に遭ったが再建され、現在に到っている。
『「パンフレット」、「フリー百科事典・ウィキペディア(Wikipedia)」ほか参照』

現況・訪問記・感想等

専修寺は、典型的な城郭都市(環濠集落)の一身田寺内町(いっしんでんじないちょう)の中心にあり、その城郭都市(環濠集落) の様子は、周囲を囲む水堀など、今なおよく残っている。寺内町は、富田林など近畿地方を中心に、何箇所かで発達したようだが、 これだけよく残っているのは、この一身田寺内町だけだろう。
その中心をなす専修寺の構えや建物は、まるで城郭のようだ。ただ、唐門が修築中で見ることが出来なかったのが残念だった。
こんな田舎(失礼)に、これだけ立派な寺院があるとは想像だにしていなかったので驚いた。
(2010/01/29訪れて)

ギャラリー

専修寺境内案内図(パンフレットより)    ~クリックにて拡大画面に~

専修寺南面の土塀と山門
山門は、宝永元年(1704)の建築。寺院の門としては最高の格式で、楼上には釈迦三尊仏を安置している。

太鼓門
東面に建ち、左右に長屋が付く四重の櫓門である。最上階に太鼓が吊り下げられ、町の人々に時刻を知らせる 「時の太鼓」が打たれたが、今は法要の時にしか打たれない。最初は二階建てであったが幕末に今の形になった。

御影堂(重要文化財)
寛文6年(1666)の建築で、親鸞聖人の木像が安置された739畳敷の全国でも屈指の大御堂である。 平成の大修理が終わり、5月には落成慶讃大法会があるそうだ。

如来堂(重要文化財)
寛延元年(1748)の建築でm「証拠の如来」と呼ばれる阿弥陀如来像が安置されている。この建物の現物は、 写真より遥かに見事なもので、御影堂にも負けないほどだ。

釘貫門
この門から聖域であると区切られていたようで、南側には石橋が架けられ、北側は石畳が続く。釘貫門とは、 柱を立てて並べて横に貫を通しただけの簡単な門のことであり、町の入り口に設けた木戸のようなものを示すこともある。 現在はこの山門前の釘貫門だけが残るが、宝暦年間(1751~63)の木版画には他に3ヶ所矢来(釘貫門)が描かれている。 正面奥に見えるのは専修寺山門。

㊧黒門跡、㊨寺内町南面の環濠(毛無川)
㊧伊勢方面の出入り口で、この門が寺内町の惣門にあたり、門の横には番所があった。尚、 高田幼稚園の門が移築された黒門であるという風説があるが、違うそうだ。
㊨日本で唯一ほぼ完全な形で現存する寺内町を囲む環濠で、東西450~500m、南北400~450mある。南面は川を利用している。 川の名前が何と「毛無川}だ~」!
 

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