西明寺(さいみょうじ)

湖東三山の一つ、信長の焼討ちに遭うも国宝本堂と三重塔が残る古刹

紅葉を通して見る国宝「三重塔」

所在地

滋賀県犬上郡甲良町大字池寺26、電話0749-38-4008

宗派

天台宗

山号

龍応山

本尊

薬師如来

開基

(伝)三修上人

札所等

湖東三山
西国薬師四十九霊場第三十二番札所

文化財

【国宝】 本堂・三重塔
【重要文化財】 二天門、本尊薬師如来、釈迦如来、不動明王並二童子、二天王、十二天画像、錦幡、石造宝搭

拝観

【拝観時間】 8:00~17:00
【入山料金】 高校生以上500円、中学生300円、小学生100円
【三重塔内特別拝観料】 1,000円
(三重塔内特別拝観期間は、春季4月8日~5月8日、秋季11月8日~11月30日。但し、三重塔内特別拝観は、文化財保護のため雨天は中止)

概要

金剛輪寺・百済寺とともに「湖東三山」の一つに数えられる西明寺は、平安時代の承和元年(834)に、三修上人が、仁明天皇の勅願により創建された。
平安・鎌倉・室町の各時代を通じては祈願道場、修業道場として栄え、山内には17の緒堂、300の僧坊があったといわれている。
源頼朝が来寺して戦勝祈願をしたと伝えられている。
戦国時代に織田信長は比叡山を焼き討ちして、その直後に西明寺も焼き討ちされたが、幸いにも国宝第一号指定の本堂・三重塔・二天門は火難を免れた。
江戸時代、天海大僧正と公海僧正の尽力で、望月友閑が祈願、修業道場として復興され現在に至っている。
『パンフレットより』

【国宝第一号とは?】
明治30年(1897)12月28日に出来た「古社寺保存法」では、国の宝は十把一絡げに「国宝」だったらしい。その中で、西明寺本堂は国宝指定第一号を受けたようである。
昭和に入って、1950年に一旦これを全て重要文化財と指定し、1951年に出来た「文化財保護法」で、その中から「国宝」を選びなおしたとのこと。
その国宝指定においてはランダムな順番でこれと言った順序付けではないようである。ちなみに現在の文化財保護法による国宝指定第一号は部門別に8件もあり、建造物での国宝指定第一号は中尊寺金色堂ということになっているようである。そして西明寺本堂は国宝指定第83号、お隣の三重塔が第84号ということになるようである。
ただこれもほとんど同時に国宝に指定されているため、便宜上だけのものであまり意味を成さない番号だということが言えそうだ。

現況・感想等

国宝の本堂と三重塔、重要文化財の二天門は歴史を感じさせてくれる。
そして、何よりも参道の紅葉、特に本坊付近の紅葉は鮮やかで見事だ。
また、木々の間から紅葉を通して見る二天門・本堂・三重塔は、錦秋と地面の苔の緑と相俟って実に趣きがある。
湖東三山は、全て紅葉が素晴らしいので、晩秋に、是非三山揃って参詣することをお薦めする。
(1997/08/01、2004/11/27訪れて)

写真撮影日

2004/11/27
2011/11/22

ギャラリー

本堂(国宝)
鎌倉時代初期建立。飛騨の匠が、釘を1本も使用しないで建てたものである。屋根は桧皮葺で、かえるまた、吹寄せ菱格子欄間等鎌倉時代の様式が保存され、鎌倉時代を代表する純和風の建造物である。天台密教の道場でもある。
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三重塔
鎌倉時代後期に飛騨の匠が建立した純和様建築で、釘を1本も使用しないで建てた、総檜の塔で、屋根は檜皮葺きである。
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屋根(檜皮葺)葺き替え修理(2011/11/22)
前回修理から37年が経過し、腐朽が甚だしくなり、今回(2011/11/22)は葺き替え修理中で、残念ながら三重塔を見ることができなかったが、臨時の階段が備え付けられて、その作業を見ることができた。
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二天門(重文)
㊧室町時代初期の建築で、柿葺きの八脚門である。表道両側石垣は、穴太積の初期の石垣が保存されている。
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持国天と増長天
持国天と増長天が左右に鎮座しているところから二天門と呼ばれる。
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【紅葉の西明寺】
(本坊庭園入口付近の紅葉)

(紅葉と二天門)

(紅葉と本堂)

(紅葉・紅葉・紅葉・・・)

 

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コメント

むねはる倶楽部(2012/01/24)

タクジロー様、ご朱印帳が増えましたか?私は寺院5冊、神社2冊です。

タクジロー(2012/01/30)

むねはる 様
ご無沙汰です。お元気ですか?
ご朱印は、京都在住時代のものが多く、それなりに15冊ほど溜まっているのですが、写真がありません。
近いうちに、また・・・。

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